農園日記

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本日は雪の降る中、地元青年有志にて地域の柿剪定をしてきました。
ここ朝倉市杷木は果樹の生産地帯で、特に柿の生産が盛んです。
しかし高齢化などにより年々生産者も減ってきているのも現状です。
高齢やなかなか剪定をできない方々など、地元青年有志にて
お手伝いをしております。今日は10人のメンバーにて約4反の柿畑を剪定してきました。
1月27日、28日に開催されました。九州山口有機農業の祭典に運営側としてまた、いち農家として勉強するために参加しました。小さくて強い農業というテーマで講演がありました。勉強会でも農業の技術や地域や消費者とのつながり、農産物の売り方など様々な内容で勉強になりました。特に久松氏のお話は自分の農業の概念を越え、ぬるい気持ちを引き締められました。
今週はじめ、奈良と和歌山に視察旅行に家族を伴い行ってきました。
奈良は富有柿のふるさとであり、奈良県南部は日本屈指の柿の産地であり、全国で2位の生産量です。
また和歌山県も平地が少なく海が近いので、斜面での果樹栽培が盛んで
北部で柿・ミカン。南部でミカン・梅が栽培されています。
和歌山県は柿生産全国1位、ミカン1位、梅1位の果樹生産でも先進地域です。
ちなみに福岡県は柿の生産量全国3位、梨の生産量全国8位です。

今回の目的は奈良では柿の加工品。剪定の仕立て方の視察。生産・加工品・カフェまで手がけている農家さんの視察。
和歌山ではミカン・梅の加工品。そして農産物での地域おこし。
また、加工品作りの先進的な農家さんに話を聞くことでした。



奈良県の五条、和歌山県の九度山は紀ノ川の周りに少しの平野、そして山。
柿畑が山の上まであり、杷木やうきはの地形や風景と似ていました。
写真は柿の剪定です。かなりの強剪定でした。



途中道の駅などで、販売されている農産物や加工品をチェックしながら移動しました。
写真は九度山の道の駅です。柿の生産地だけあり柿の加工品が多く見受けられました。



和歌山県のミカン農家で生産から加工までまた、販売や地域とのむずびつき、農業の後継者や新規の方々を
育成する仕組みのある農家さんに行ってきました。作業場や加工品を見せていただきお話を聞きました。
規模も大きいく法人化されており加工・作業施設も新しく清潔感があり、大変参考になりました。
写真はその農家さんの加工品のライナップです。多いです。


今回のたびは果樹農家と加工品、カフェ、農家レストラン、農家民泊施設、道の駅など計12ヶ所を中心に見てきました。
収穫の多い旅となりました。今後この視察を活かしていきたいと思います。


あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日で「平成29年九州北部豪雨災害」より半年が過ぎました。
振り返れば、災害より片付け、8月に入り収穫・出荷が始まり、時間があっという間に過ぎました。
農作業や収穫に追われ、地域の復旧作業になかなか参加できなかったことが多く、比較的時間が取れる
冬場で何か出来ればと考えております。


私たちの住んでいる東林田地区です。仮設の堤防ができ整地がされております。一見整って見えますが
川は以前と違うところを流れており、宅地より高いところを流れています。
整地されたところは、土砂により2m以上高くなっています。現在、川の流れをどうするかなど話し合いが続いています。


仮設の砂防ダムです。治山工事が終わるまで約10年、ここで上流から流れ出る土砂を食い止めるものです。
ここ赤谷川は国の直轄工事で復旧が早いのですが、担当が県や市になると手付かずのところがまだまだたくさんあります。



私が被災したアパートの上流部分です。ここは市の管轄ですが、まだ手付かずのままです。人の多いところから復旧
するのはわかりますが、復旧の格差が激しいです。

このように、まだまだ始まったばかりで完全復旧まではあと10年はかかるとの説明がありました。
私は農業を切り口に復興をに力を入れたいと思います。


昨年、復興の手助けをしたいと、ふくおか食べる通信さんからお声がけをいただきました。編集長の梶原さんは地元杷木出身。
今回の豪雨災害の復興への足がかりとして、また農家と消費者をつなげたいという想いで、ふくおか食べる通信を発行されました。
創刊号は杷木の柿、秋吉さんを、2号で私たちの梨を取り上げていただいております。

写真は創刊号です。ふくおか食べる通信2号で掲載されます。林農園の成り立ち・歴史。
また、私の父の努力や歩んできた道、そして引き継いだ私のことや想いを書いていただいております。
食材つきのマガジンですのでマガジンと「日迎梨」のセットです。


ふくおか食べる通信HP http://fukuokataberu.com/

申し込みは迫っておりますが1月7日までとなっております。
七月の九州北部豪雨の際は、ご心配のお気持ちや、あたたかいご支援をいただきまして誠にありがとうございました。
あの豪雨の日から、もうすぐ半年が経ちます。私たちは豪雨から二週間近くたって、やっと土砂の入り込んだ家に入りました。部屋の中はまだ十センチほど水が溜まった状態でした。まだまだ梨畑の作業が終盤で忙しい時期でしたので、二日間ほど親族にお手伝いしていただき、家の中の物をほとんど運び出しました。その後また、収穫前に一日かけて、隣の「うきは市」に決まりました「みなし仮設住宅」に、とりあえず荷物を運び込むのみ出来ました。収穫・出荷作業が始まりまして、そのまま十月末まで実家の御座敷の御前で過させてもらい、十一月からやっとみなし仮設住宅へ移りました。現在もまだ、少しずつ洗い物をして片付けている状態です。
泥水に浸かって廃棄しなければならなくなった物・大切な思い出の品々がたくさんありましたが、私たちは命が助かり、仕事場である畑も大きな被害を受けませんでした。甚大な被害の出た災害の中、「本当に大切なもの」を失わずにすんでおります。
現在、朝倉市の状況は、いまだ二名の方が行方不明で、まだ土砂に埋もれた家屋もたくさんございます。河川は応急処置的な仮設砂防ダムが完成した箇所もありますが、石を入れた大きな袋を積み重ねた仮設堤防が多く見られます。数年では安心して過せる状態にならないようです。

今回初めて甚大な災害を実際に経験し、身にしみた感情がたくさんございます。自分の身に起こらなければ、本当の気持ちというものは解からないものだとつくづく感じました。何よりも感じたことは、遠くからお電話やお手紙でご心配いただきますことが、どれだけ心励まされることか。そのお言葉だけでたいへんありがたい気持ちでいっぱいでした。

この被災地へ思いを馳せていただきましたお気持ちを原動力に、生き残った畑でこれからも美味しい果実が実ってくれますよう、日々の作業がゆくゆくは地域の復興につながりますよう、想いを込めながら農業の道を歩んでまいります。

10月は心配していました稲刈りや梨の収穫(新高・日迎・新興)、イベントまた、復興に向けて地区での話し合いなどがありました。
災害から収穫と続き、やっと引越しもできそうです。

稲刈りは水がこなかったので収量がどのくらい取れるか不安でしたが、例年の60パーセントの収量がありました。
稲の生命力が強いのもありますが、水を努力して運んだ結果だと思います。新米は11月よりお送りいたします。


稲刈りの後、奥に土砂除去の重機が見えます


仮設の堤防ができ、川を掘って元の高さに戻りました。堆積した土砂が多いのがわかります

山の土砂崩れがあちこちにあり雨が降るたび、ここから土砂が流れ込みます。治山工事と土砂搬出、
土砂を受け止める砂防ダム工事が始まります。この工事だけでも5~10年かかるとのことです。


今年一番大きな新高梨です。1641g、普通サイズは700g程度です。

11月は新興梨の収穫、富有柿之収穫、そして実をつけてくれた木々にお礼の肥料を撒布する予定です。
豪雨災害より3ヶ月が過ぎました。
少しづつですが、復旧に向けて一歩、一歩進んでおります。

梨畑のある松末地区は甚大な被害があり、一部地域では最近になりやっと仮設の道路、電気の復旧が始まりました。集団移転の話や、どう復興するかこれから住民全員で話さなくてはいけません。
この松末地区コミュニティーが4年前から栽培されている、蕎麦の花が満開です。大部分は流されたのですが、私の梨畑の隣に残された蕎麦畑が白く可憐に咲いています。松末地区はこの蕎麦を復興のシンボルとしていますので、私も蕎麦の花を見て頑張ろうという気持ちになりました。

心配していました稲も穂がたれ、いよいよ収穫となります。量はどのくらいになるか分かりませんが収穫できることがとても嬉しいです。


松末地区のシンボル「蕎麦の花」


こうべをたれる稲穂 10月10日に収穫を予定しております。


私たちの地区の状況です。やっと仮設堤防や道路ができました。


9月19日より9月25日までの1週間、朝倉市・東峰村・日田市の物産展が開かれており、
私達の梨を販売していただいております。
お近くに来られた際にはお立ち寄りください。
また、岩田屋のほうでも朝倉フェアとして朝倉の旬のものを販売しております。

販売の様子です。初日は販売のお手伝いをしました。
先月の台風5号はそれましたが。今回の台風18号は、950hPaと強い上に、まともに九州へ上陸の可能性があります。今収穫できる、豊水とあきづきを急いで収穫をしています。

毎回、台風については恐ろしいと書いておりますが、台風が来て被害がでると、ご注文をいただいた梨も出荷できなくなりますし、1年分の苦労が無に帰することなります。何度も台風には苦しみを与えられておりますが、天候や自然の恩恵や影響にて成り立っている農業ですので、台風も自然の一部ですので仕方ない面もあります。
しかし、豪雨災害で被災されたところはやっと復旧が始まったばかりですので、更なる被害が出ないことを祈るのみです。

最近の台風は以前と比べて異常に強くなっている気がします。また、7月の豪雨災害も集中して雨が降るのは、熱帯地域のスコールにも似ております。台風の強力化や熱帯化が進んでいるのは、地球温暖化の影響が大きいと専門家も警鐘を鳴らしていますし、地球環境のことを普段から考える必要があるのかもしれません。


台風18号進路予想図:気象庁資料 
お米や梨を納めている保育園の園児さんが梨狩りに来てくれました。
みんな元気一杯で梨狩りを楽しんでいて、むいた梨を出すと、「うまい」、「おしいしい」と喜んでくれました。

また、全員で声を合わせて「ありがとうございました」や災害に対しても「頑張ってください」と声援をいただき、こちらが元気をいただきました。

久々に梨園がにぎやかになりました。

子供達には農業に触れてもらうことで、すぐにはわからないでしょうが、農業や食や環境に興味を持ってもらうきっかけになればいいなと思っております。このような交流を少しずつ続けたいです。



梨の成長、取り方の話をしています。みなさん、きちんと聞いてくれました。


梨狩りの様子です
あの豪雨災害より2ヶ月が経ちました。
 豪雨災害の片付けや引越し、地域の復興活動、そして梨の収穫と、あっという間に時間が過ぎました。なかなか思う様に地域の復旧作業や農作業ができないこともあり、またデリケートな部分もあり復旧・復興が進まないところもたくさんあります。

先日、国土交通省が仮設の応急処置・仮設砂防ダムや工事用道路の建設などの説明会がありました。仮設工事だけでも5年から10年、本復旧はそれ以上の時間が必要だと説明があり、農地回復もそのくらいの時間が必要となるとのことでした。この5年から10年以上というのは杷木地域の農業にとって致命的な時間であり、高齢化の地域で、また、農業ができない状況がそれだけ続くとその後誰が農業をするのか。地域の(農地の)復旧、その後の農業に不安を抱きざるをえませんでした。
それだけ大きな災害なのです。

これからどう地域の問題(少子高齢化・住民流出・離農など)にあった復旧・復興していくか、問題は山積しています。

私は農業方面から行政や地域に働きかけをし、この問題に力を入れたいと思っております。

山はいたるところで土砂崩れが起こっています。この土砂や木々が川に集まり流れ込みました。



元の赤谷川:国土交通省が川道復旧の為、土砂を掘っています。元の護岸の天端が見えていて、かなりの土砂が流れてきたことがわかります。以前の川底から護岸の天端までは約4mほどありました。



仮設堤防:土嚢などで仮設の堤防が作られました。これで2次災害が防げます。
(ここは、手前に柿畑、ブドウ畑と田んぼがありました)
幸水梨の収穫が一段落しました。
そして豊水梨の収穫をはじめました。8月30日位から本格的に豊水梨の出荷を
始めます。今年の豊水梨は甘みと爽やかな酸味の調和が良いです。

心配しておりました。稲も嬉しいことに穂と花をつけました。数量は減るとは思いますが米の収穫はできそうです。川水のポンプアックや水の運搬をした甲斐がありました。

昨日は地元有志にて福岡市近郊にて杷木地域の被災した小学校や児童の為に募金活動を行ってきました。たくさんの方から募金をいただき、暖かいご支援や気持ちに感謝し、私達も元気や復興へのやる気をいただきました。

 
稲の穂(花):川水のポンプアックや水の運搬、時々の雨のおかげで穂ができました。数量は減るとは思いますが米の収穫はできそうです。


収穫前の豊水梨:豊水梨の収穫を始めました。 
 先日よりの灌漑用水について、台風明けに水路の土砂を取り除くことになっており現地確認があったのですが(梨の収穫で出席できず)、沢(土石流の後)やライフライン・県道の復旧工事(県担当)、と重なり沢の水を水路に引くことができないとの結果になったそうです!
 河川は国、小さい沢や道は県、そして市、それぞれで決められた場所の復旧工事をしており、横のつながり、連携が取れていないのにびっくりしました。ライフラインの優先とそれぞれの復旧エリアがあるのでしょうが、今回のような事が無いように、連携をしっかりとった復旧をしていただきたいものです。
 結論として、2転、3転しましたが、灌漑用水は来ない結果となりました。連絡を受けたとき、希望を持っていただけにショックは大きかったです。それでも、自己努力はしていきます。

 
毎日、川から水を汲んで田んぼにもって行ってます。適度な雨が降って欲しいものです。


幸水梨:だいぶ量が採れるようになりました。 
まずは台風が直撃が無かったので一安心です。

台風対策は風で揺れる梨の実の傷を防ぐために、枝などにガムテープを張ったり、収穫をいそいだりの対策をしていました。

対策の映像・記事(NHKニュース)

http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20170804/5755111.html


今回はそれましたが、9月・10月までは台風が来る可能性があるので油断はできません。
迷信ですが、初夏に蜂の巣が上のほう屋根近くにできていたので今年は台風があまり
来ないのではと思っていました。

緊急避難指示も解除されましたので、今日も収穫・出荷を頑張ります。


梨畑:毎日少しづつ収穫をしております。
8月1日、2日と熟れたのを少しづつ収穫しておりましたが、今日より本格的に収穫を始めました。大雨災害がありましたが、日照時間自体は多く、糖度のある梨に育っております。順次発送してまいりますのでよろしくお願いいたします。


幸水梨:お盆まで順次収穫していきます。

朗報が1つ入りました。先日からの灌漑用の水問題。昨日、流された水路の取水口や水門にて市の担当者と協議とお願いをいたしました。その結果、川の水をポンプアップするのではありませんが、水路の土砂撤去をして山から流れる沢の水を集めて水路に流すことになりました。水量は少ないですが、水が来ることになりますので、稲は生き残ることができます。本当によかったです!


ですが悪いニュースもはいりました。台風5号です。予報では6日当たりに九州へ上陸の可能性があるとのこと。今の時期台風が来て被害がでると、ご注文をいただいた梨も出荷できなくなりますし、1年分の苦労が無に帰することなります。そして、大雨で被災されたところも更なる被害が予想されます。台風は本当に来て欲しくないです。


台風進路予想図:米軍資料 
まず、先日の対策の結果からご報告します。

①井戸を掘る→県内10業者以上にお伺いしましたが、水道断水で井戸掘りの依頼が多く、最速でも9月にしかほれないとのことで、稲の水がいる時期には間に合いません。

②水を川で汲みタンクに入れ、トラックで運び田に流す。→少しずつですが水を入れております。確実ではありますが、面積の限界があり、これだけでは田んぼが10a程度しか守れません。

お手上げ状態です。水路の水について組合では水はあきらめるとなっていますが、有志で再度、水路に水を引くことを考えております。これに賭けるしかありません。


さて、梨のほうですが幸水梨の収穫がいよいよとなります。
昨日、園を見ましたが一部収穫可能な梨がありました。今年は大雨災害がありましたが、日照時間自体は多く、糖度のある梨に育っております。予定通り、明日8月1日より収穫を開始します。(最初は量が取れません、本格的な出荷自体は5日あたりからとなります。)もう少しお待ちください。

本年も幸水梨をよろしくお願い申し上げます。



ダンプにタンクを載せて、せっせと水を運んでいます。梨の収穫が始まると、水運びも
難しくなります。


収穫間近の幸水梨:この梨はだいぶ色付がいいです。
水路の水が来ない、田んぼを守るため対策を練りました。
川近くの田んぼはそのまま川からのポンプアップしますが、残りの高台の田んぼ50aが問題です。

対策
①井戸を掘る(掘って水が出る補償はありません)
②水を川で汲みタンクに入れ、トラックで運び田に流す。

結論から言うと①、②両方をすることにしました。
①はボーリング業者を探しています。②は今日、実験をし2トンダンプに1kリットルタンクを2個つみ2回、合計4kリットル流してきました。時間は1回の運搬・放水に約30分の時間必要で、2回で1時間かかりました。この2回で潤った面積、わずか2a・・・・・。
全面積を潤させるのにを50回運搬しなくてはなりません。その間にも蒸発や浸み込むので、それ以上となります。

今回の大水害では水の恐ろしさを痛感しました。また、停電断水での飲み水の大切さを知り、そして稲を育てるための水の確保の大変さと大事なことを実感しました。
これまで、普段は普通に水がある生活・栽培でしたので気にしてはいませんでしたが、水の重要性が今回、身にしみてわかりました。


田の現状:ひびが入りこのままでは枯れてしまいます。対策を急がなくては。
杷木地域では、いまだ捜索が続いており、復旧はまだまだ始まったばかりです。被災された方々が多くいらっしゃいますので、大変心苦しいのですが、できる限りの配慮をしながら、これからの地域のこと、農業や農地のことを考えていかなければなりません。被災し地域を離れる方々、高齢化、農地復旧による費用負担など、この杷木地域の農地・農村の風景を再生するためには問題が山積しております。そして先日、水路組合にて堰や取水口・水路が崩壊し、灌漑用水確保をどうするかという会合が開かれました。市に働きかけ、川水をポンプアップし少しでも生き残った田畑を生かそうと提案をしましたが、残念ながら、負担の大きさに、組合では今年の稲をあきらめるという方向性が出てしまいました。地域の田が枯れていくのを見るのはとても辛いことです。
 私たちはいつも「今後も、この豊かな自然と田圃の風景を次世代にもつなげられるよう農業へ取り組み、みなさまに安心して食べていただけるために、農薬や肥料、作業内容など生産現場の見える環境づくりを行っていきたいと考えています。」とお伝えしております。何年かかろうが、この地域の再生・みどりあふれる豊かな風景を取り戻すために尽力してまいります。
 どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。


田の風景:水路の水は来ませんが、自己努力で田を維持していきたいと思います。
私たちの地域でも復旧・復興が少しづつですが始まっております。
しかし、今日の段階で朝倉市では5人の方がいまだ行方不明となっており、自衛隊・警察・消防の懸命の捜査が続いている状態です。

捜索のほかに、被災された方々への支援・生活再建を緊急的に対応しなければなりません。そして農作物への対応です。先日も書きましたが水路・取水口崩壊のため灌漑用の水が田畑に来ていません。梅雨もあけ、これから雨が降らないと枯れてしまい、水路流域は稲作が全滅の恐れがあります。(約20ヘクタール)

 水利組合の方々にポンプアップでの揚水をし、現在災害から生き残った田畑を残すための働きかけをしております。可能性がある限り地域の田園風景を残したいと考えての動きです。しかし問題もたくさんあります。費用と管理の問題です。
 赤谷川は川の氾濫や土砂崩れにより大量の砂が流れております。水と一緒にその砂を吸い込み流す恐れがあり、浚渫しないと水路が埋まってしまう可能性があります。また、ポンプを設置・運営するためのランニングコスト、小さな水利組合ではまかなうことができるか未知数です。そのような問題を抱えながら明日会合が開かれ方向性が決まります。

ぜひとも、いろいろなところにも力を借り、水利組合がひとつとなり、諸問題の壁を超えて、地域の田畑を守りたいと思います。


元水路取水口付近:取水口・水路は埋まっています。

元水路取水口下:捜索がまだ続いています。

元取水口より300m下流:ここまで埋まっています。この下流3箇所の崩落があります。

アパート:泥出し、家財道具の処分・片付けが一通り終わることができました。(農園は少しの被害、作業場・実家は被害がありませんでした)
7月5日から赤谷川の大水害により灌漑用水路の取水堰や取水口が完全に無くなり、また、水路自体が複数個所破損し稲生育に必要な水が水田まできておりません。

梅雨も明け、このままだと、数日で稲が枯れてしまいます。水路は当分使用ができないので、直接、川より水をポンプアップし確保しました。高低差もあり、泥水の上、砂がたくさんあるので、ポンプが故障しないように難しい作業となりました。

ホースを買ってきて、繋いだり悪戦苦闘の末3時間の作業でやっと水を送り出すことができました。

この水路流域の田畑の面積は約40ヘクタール、早期の復旧、仮設での水確保が望まれます。



赤谷川から直接水をとります。砂をかまないようにするのが難しいです。
写真のポンプ設置の場所は元々、梨畑があり、土砂で約3m堆積、埋もれています。

田の横は大水害により大きな被害がでており、まだ復旧に取り組みができておりません。

川より田まで、高低差約7m、ホース距離70mです。

10アールの田を潤すのに2時間30分ほどかかります。