農園日記

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先日より新高の収穫を始めました。今年は7月の長雨と8月の日照りが±打ち消し合い、高温障害も出ず、
ちょうど良い状態で熟れています。新高からは紙袋で保護しております。収穫→選果(重量別)→袋剥ぎ
→品質選別→出荷となります。
新高梨は、夏場の梨と比べて大きな玉となる大型品種です。大きなものは1Kgにもなり、見た目にも立派な品種です。夏場の梨の様に繊細でなめらかな肉質とは違い、しっかりと果肉が感じられる食感となっております。たっぷりと含まれた果汁は甘みに味わいがあり、香気に富み、味と香りが調和した風味が口の中に広がります。

どうぞよろしくお願いいたします。


まずは台風への、ご心配したいただいたメッセージや励ましのお言葉
をいただき、お礼と心より感謝申し上げます。

7日現在、まだ風は強く雨も降り続いております。
今朝、被害状況を調べましたところ、梨落下の被害は出ましたが、施設などに被害はありませんでした。
梨の落下は、先日の台風より多く落ちましたが(おおよそ300kg程度)、今回、特別警報級と事前の情報もあり、
全滅も想定しておりましたので、予想より少なくほっとしております。
また、停電(梨保存用冷蔵庫)に備えてリースしていた発電機も使うことが無さそうで、良かったです。
今回は台風対策のこと、発電機の準備など勉強になることがありました。

それと昨日は、たいへん感激したことがございます。台風対策をニュースで取り上げていただきましたところ、
それを見られて、「お手伝いを」と台風対策の支援をしたいと女性の方が早朝から来園していただきました。
2人は冷蔵庫のスペースを空けるためにもう一台の冷蔵庫にこれまでの梨を移動し片付ける作業をしまして、
3人だけで「あきづき梨」全収穫をする予定でしたので、お越しいただいた女性の一人の手のありがたさ、
台風前のとても忙しい、猫の手も借りたい時、本当に助かり、みんなの士気も上がり感謝と感激をいたしました。
本当に本当にありがとうございました。

今回、落ちた梨(新高・新興・日迎)は糖度は出ていますが、まだ食感が固いなど生食にはできない状況ですので、「ようはいこう」や「梨ジュース」用の材料となります。

豊水梨、あきづき梨は台風前にすべて収穫しておりましたので引き続きおいしい梨を提供できます。

台風で梨が落ちてしまう悲しい状況もありますが、今回のように素敵な方との出会いを与えてくれる機会ともなり、
逃れようのない自然災害も他の何かを与えてくれるきっかけでもあると前向きにとらえて、これからも皆で
作業に励んでまいります。

これからもどうぞ林農園をよろしくお願い申し上げます。



やっと、梅雨も明けました。この暑さは大変きついですが、待ちに待った日光です。
7月の日照不足は梨にとっても光合成ができず、糖度不足につながります。収穫も遅れており、ここ数日様子を見て
今日から試しに、梨を収穫しました。梨は熟れますが、糖度が伴っていません。
現在は最小限の収穫に抑えて、糖度が上がり、おいしいというタイミングでお出ししたいと思っております。
その時期は8月5日以降かと思いますので、
早く食べたいとご希望があるかもしれませんが、私たちもおいしいものがお送りしたいので、もう少しお待ちください。
本年も林農園の梨をよろしくお願いいたします。



深夜、昆虫採集に梨畑へ来てます。なんの昆虫かと言いますと「夜蛾(ヤガ)」です。大きいものは15cmくらいになり、簡単に言うとモスラです。この夜蛾、夜な夜な収穫前の梨の汁を吸いに来ます。1晩で100個近くやられますので黄色い電灯を灯して梨が見えないようにしていますが、それでもやってきますので、採集して駆除します。3時間で47匹捕まえました。収穫までこれをこれから毎日採集してしていきます。

久々の日記になります。6月末には田植えも終わり、梨のほうもやっと袋掛けを終わることができました。
収穫までは最終的な仕上げ摘果、傷がついたものや極端に小さいもの、鳥や虫に食べられたものを外していきます。
また「座布団敷き」と私たちは言いますが、果実と果実、果実と木が風などで動き擦れて傷がつかないようにガムテープでしていきます。
それに例年どうり、カラスがやってきたので爆音機・鳥の嫌な鳴き声のする機械と鷹を模した凧を設置して防御しました。

いよいよ、あと1週間程度で収穫を迎えます。


袋をかけた終わった新高梨


収穫まで1週間の幸水梨


カラスに食べられた梨、最終摘果で落としていきます。


今年の米づくりスタート。
2日かけて苗代づくりです。初日は籾まき。
林農園ではポット式。苗を大きくして、定着を確実にし、ジャンボタニシの食害を少なくする効果があります。


①苗代の土台

②水を入れ同じ高さになるように、何回も均していきます。

③寒冷紗を敷き、苗箱設置。

④発芽の保護用シートを被せ、カラス防止の釣り糸を張って完成です。
現在、林農園は梨の花も咲き始め摘蕾・摘花作業をしております。遅霜に対応するためにスプリンクラー、扇風機20台を準備しました。霜害は梨の実自体が実らなくなるので、対策しないと大変なことになります。動画は霜対策のスプリンクラーでの花への水掛けによる温度低下を防ぐための試運転。扇風機も空気をかき混ぜ、氷点下にならないようにします。

私達のところでも新型コロナの影響も大きいですので今は耐える時期かと思っております。畑は安全ですが、それぞれが手洗いうがい、マスク着用・消毒を心がけて生活していかなければ!と私たちも取り組んでいます。とにかく早く収束してくれることを願いながら、梨畑での作業をそれぞれ励んでおります。 どうか皆様も、外出時は十分お気をつけになり、ご自愛ください。


昨日は我が家のお米を食べていただいている、保育園の年長さんたち30人が稲刈り&梨狩りに来てくれました。
「林さんの梨が一番だーい好き」と何人も代わる代わる言ってくれるので、この子達に美味しいお米や梨を作ろうと思いました。子供たちは本当に純粋で笑顔がかわいいです。

そして、米作りや梨のでき方、食べ物の話をしました。興味津々でしっかり聞いてくれました。
このような、農業体験や食べ物の話を通じて、少しでも農業のことなど興味を持ってもらえたらと思います。
来年も子供たちの笑顔がみたいです。

台風17号の影響で梨が落下の被害が出ました。9月22日夜~23日未明にかけて福岡県は暴風域に入り、かなりの風が吹きました。一夜明け23日朝から梨を拾いましたが、2トンダンプ1台、コンテナ約100杯分出ました。これからの梨の収穫、約3割の量に当たります。加工品にまわしたりしますが、相当な量なので廃棄せざるおえません。台風も自然なので、受け入れるほかありませんし、次の展開を考えて農作業に精を出そうと思います。 たくさんの方から、ご連絡、ご心配の声をいただき、また、お手伝いにも来ていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


カラスの集団の寝床が隣の山にあります。100羽近くいて、朝どこかへ飛んでいき、夕方戻ってきています。うちの梨園には黙ってやってきて梨を突いたり、落としていきます。今年はコンテナ20杯~30杯やられました(台風並みの被害)。鷹のカイトやロケット花火で対抗してしていましたが、その時だけの効果で、さらなる対策に爆音器(民家が近いので小音量)、カラスの泣き叫ぶ声を出すフクロウの置物を設置したら、被害が減りました。まだまだ、端っこは毎日やられます。カラスは梨づくりにとって宿敵です。




今年も幸水梨の収穫を始めました。
37度の炎天下の中の収穫です。太陽の光を浴びて徐々に熟れています。
みずみずしい幸水梨をどうぞ、お召し上がりください。




先日、いつも我が家のお米を給食で食べていただいている太宰府の保育園の園児さんたち60人がサツマイモ植えと田植えに来てくれました。雨の中でしたがしっかり頑張って植えて、帰りには原鶴温泉に入り楽しんで帰って行きました。大きくなって朝倉が好きになってくれるといいなと思いますし、秋には稲刈り、梨狩り、芋堀とまた来てくれます。農業体験や食育などで子供達がしっかり育ってくれるのを楽しみにしたいです。
幸水梨の収穫がはじまりました。今年も天候が異常で、雨は短時間に極端な量が降りますが、それ以外は雨も降らず高温が続く状態が続きました。梨の生育には水が大切なのですが、災害での水路の状況が良くなく、水の管理が大変でした。雨が降らない反面、病気が少なくいいものが多いです。早速、収穫して試しに食べてみました。糖度も申し分なく、瑞々しいものができています。









昨年は豪雨災害により、田へ水が来なくて大変でした。水を運んだり、雨が降るのを祈ったりしたものです。
今年は水が来るようになりました。地域の働きかけにより、国や市が動いていただき、
仮設ですがポンプアップにより水路に水が流れる予定です。本当に水のありがたさがわかりますし、
何より今年も田で米が育てられるのが嬉しいです。
その前に水利組合にて水路の土砂撤去をおこないました。

埋まっている部分が大変でした。機械も何も入らないので手作業です。

きれいになりました。

水路約1kmの長さで、2トンダンプ、のべ150台の土砂を撤去しました。

田んぼに流れてきた大きな材木や梁を片付けました。

試験で川からポンプアップにて水を水路へ流します。水量は少なかったですが、水が来るだけでも
ありがたいです。

これで稲の作付に向けての準備ができました。来週は種籾を苗箱に播く予定です。
今年も梨の花が満開です。
梨はバラ科ですので、同じ仲間の桜の花とよく似ています。

また、梨の花はきれいですが、全部咲かせるといい梨ができないのです。
蕾で間引いて、なるべく最小限にて花を咲かせるのがいいのです。
なぜかというと、花を開花させるにはとても沢山のエネルギーを必要とします。
このエネルギーを花を減らして消費しないようにするのです。

またこの時期は遅霜にも気をつけなければなりません。雌しべが霜でやられると
梨が結実しません。
2年前は低温や霜で収穫量が3分の2になりました。この時期で恐ろしいのは霜なのです。

昨日は外温がマイナスになりそうだったので、夜中、梨畑でずっと温度計と草や梨の葉っぱを
観察をしていました。午前3時過ぎにはマイナス2度になり、草に霜が降り始めたので霜対策を
してきました。少し寝不足気味です・・・。




1月後半、2月は消費者の方々とイベントや農園のことを書いていただいたマガジンが発行され、交流ができる機会がありました。
私たちは畑ばっかりに行っており、なかなか食べていただく消費者の皆様との交流の機会が少なく、このようなイベントなどは楽しみであり、私たちのことや想いを伝える大切な場と感じております。このような機会を今後増やしていきたいと思います。

1月後半に「ふくおか食べる通信2号」にて特集され、日迎梨と一緒にお送りしました。
林農園の成り立ち・歴史。また、私の父の努力や歩んできた道、そして引き継いだ私のことや想いを書いていただきました。
500人近くの方に伝えていただいたことに感謝と、購読者の皆様からの感想やご意見に、梨作りのやりがいや喜びを感じました。

「ふくおか食べる通信2号」表紙

2月1日、2日で「ふくおか食べる通信」さん主催で名古屋と東京で座談会(トークイベント)・交流会を開いていただきました。皆様の率直な質問に、こちらも考える場面もありましたがたくさんの気づきをいただきました。楽しい時間であっという間に過ぎました。

名古屋イベント

東京イベント

東京イベント交流会

2月18日には梨を納めています「産直クラブ」の生産者の会で感謝祭を開きました。
梨と加工品を販売、交流をしてきました。イベントの中で梨の皮むき大会があり、1分間でどのくらい長く剥けるかというルールで、予選・決勝とありました。優勝された方は1.5mもの長さになりました。皆様とたくさんの交流ができました。

本日は雪の降る中、地元青年有志にて地域の柿剪定をしてきました。
ここ朝倉市杷木は果樹の生産地帯で、特に柿の生産が盛んです。
しかし高齢化などにより年々生産者も減ってきているのも現状です。
高齢やなかなか剪定をできない方々など、地元青年有志にて
お手伝いをしております。今日は10人のメンバーにて約4反の柿畑を剪定してきました。
1月27日、28日に開催されました。九州山口有機農業の祭典に運営側としてまた、いち農家として勉強するために参加しました。小さくて強い農業というテーマで講演がありました。勉強会でも農業の技術や地域や消費者とのつながり、農産物の売り方など様々な内容で勉強になりました。特に久松氏のお話は自分の農業の概念を越え、ぬるい気持ちを引き締められました。
今週はじめ、奈良と和歌山に視察旅行に家族を伴い行ってきました。
奈良は富有柿のふるさとであり、奈良県南部は日本屈指の柿の産地であり、全国で2位の生産量です。
また和歌山県も平地が少なく海が近いので、斜面での果樹栽培が盛んで
北部で柿・ミカン。南部でミカン・梅が栽培されています。
和歌山県は柿生産全国1位、ミカン1位、梅1位の果樹生産でも先進地域です。
ちなみに福岡県は柿の生産量全国3位、梨の生産量全国8位です。

今回の目的は奈良では柿の加工品。剪定の仕立て方の視察。生産・加工品・カフェまで手がけている農家さんの視察。
和歌山ではミカン・梅の加工品。そして農産物での地域おこし。
また、加工品作りの先進的な農家さんに話を聞くことでした。



奈良県の五条、和歌山県の九度山は紀ノ川の周りに少しの平野、そして山。
柿畑が山の上まであり、杷木やうきはの地形や風景と似ていました。
写真は柿の剪定です。かなりの強剪定でした。



途中道の駅などで、販売されている農産物や加工品をチェックしながら移動しました。
写真は九度山の道の駅です。柿の生産地だけあり柿の加工品が多く見受けられました。



和歌山県のミカン農家で生産から加工までまた、販売や地域とのむずびつき、農業の後継者や新規の方々を
育成する仕組みのある農家さんに行ってきました。作業場や加工品を見せていただきお話を聞きました。
規模も大きいく法人化されており加工・作業施設も新しく清潔感があり、大変参考になりました。
写真はその農家さんの加工品のライナップです。多いです。


今回のたびは果樹農家と加工品、カフェ、農家レストラン、農家民泊施設、道の駅など計12ヶ所を中心に見てきました。
収穫の多い旅となりました。今後この視察を活かしていきたいと思います。