農園日記

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みなさま、台風へのご心配のコメントなどたくさんいただきありがとうございました。

台風14号、大型でかなり強く、九州の手前で910ヘクトパスカル、最大瞬間風速70m
災害級の台風と報道され、当日まで青くなってなっておりました。

対策としては圃場の補強、あきづき梨、新高梨の収穫を急ぎ、対策をしました。
毎日新聞が取材に来られるなど、危機迫る感じで、想像するだけでも恐怖しかありませんでした。

9月18日鹿児島へ上陸、熊本を通り、朝倉市あたりを中心が過ぎました。
上陸したことで急激に弱まり、福岡県に来た頃には970ヘクトパスカルまで下がりこれで風も弱まり
被害自体は出ましたが、大きな被害はありませんでした。ホットしているところです。

大きな台風なので、まだ強風圏の中で吹き返しが吹いております。 

局地的に強風は吹いたみたいですので、他の生産者さんも心配です。

みなさま、台風へのご心配のコメントなどたくさんいただきありがとうございました。
台風11号、当初は九州上陸も予想されていましたので、準備などをしてきました。
特に3日、4日、5日は豊水梨の収穫を急ぎ、対策をしました。

やや、九州から離れたおかげで暴風圏に入ることはなかったんですが、最大瞬間風速は25m/sは吹きました。
台風11号通過後すぐに梨畑や田んぼを見回りに行きました。
多少梨が落ちてはいまいたが、大被害ということはなくほっとしたところです。

今週末からは「あきづき梨」の収穫を始めたいと思っています。 


豊水梨の本格的な収穫が始まりました。天候もいい塩梅となり美味しく育っております。
今年は昨年と比べ1週間遅れております。

今年の生育状況は梅雨時期が異常に短く、水不足を心配しておりましたが、8月に雨が降り、生育面で例年より早めでしたが、例年並みになっております。相変わらずカメムシが多い状況です。また、これからの台風も心配要素です。

豊水は、味は幸水と同じように甘味が強く、更に少し酸味も加わり、幸水より濃い味わいが感じられます。水分豊富で、果肉はやわらかく滑らかな感じがします。後味がさわやかですので、のどを潤したい8月後半からの残暑きびしい季節にお勧めの梨です。





今年も7月末より幸水梨の収穫が始まりました。
1年間、手塩に育ててきた分、嬉しい収穫です。無事、梨を皆様にもお届けできます。

今年の生育状況は梅雨時期が異常に短く、水不足を心配しておりましたが、適度に雨が降り。順調に生育しました。
どうしても病気や獣害についてはある程度あります。雨が少ないと虫が多く発生し、雨が多いと病気と蛾が多くなる傾向で、今年はカメムシが多い状況です。

幸水は、上品でさわやかな甘味が持ち味です。果肉がやわらかく、シャリシャリとした歯ざわりで水分が豊富です。夏の暑いときに、冷やした幸水梨は格別です。お届けの時期は8月初旬から8月中旬までとなります。

今年も皆様においしい梨をお届けできるよう頑張ってまいります。
本年もよろしくお願いいたします。






4月に入り、梨の花が続々と咲き始め、現在満開となっています。
梨はバラ科に属する植物で、サクラやリンゴ、イチゴと仲間になり、
花の形も似ており、きれいな白い花を咲かせます。



本当は花見がしたいのですが、梨農家にとっては開花時期は農繁期となり
忙しいのです。花は実になるために必要ですが、開花時、エネルギーをかなり
使います。なので、蕾の時から花の時期はひたすら間引きをします。

梨の花は品種により咲く時期がずれており、最大10日前後の差があります。
新高梨から咲き始め、最後は日迎梨が咲きます。同日に撮った写真がありますので
見比べてください。



受粉は養蜂場よりミツバチを借りてきて、蜜集めと同時に受粉をしてもらいます。

9月17日台風14号が直撃、観測史上福岡県に上陸は初めてとのことでした。
当初は弱って温帯低気圧で来るとの情報もあり、念のため事前に新高梨の収穫を急ぎました。
しかし、天気予報とは違い発達して上陸。ものすごい風が吹き、青ざめました(-_-;)
念のため収穫を急いだこともあり、被害がコンテナ35杯、約500kg程度で済みました。
傷梨は「ようはいこう」を作る材料とします。
これから選果して、袋剥ぎが終わりましたらアップしていきます。新高梨をよろしくお願いいたします。

新高梨は、夏場の梨と比べて大きな玉となる大型品種です。大きなものは1Kgにもなり、見た目にも立派な品種です。夏場の梨の様に繊細でなめらかな肉質とは違い、しっかりと果肉が感じられる食感となっております。たっぷりと含まれた果汁は甘みに味わいがあり、香気に富み、味と香りが調和した風味が口の中に広がります。

どうぞよろしくお願いいたします。

豊水梨の収穫・出荷を始めました。
先日の大雨では多くの皆様にご心配いただき、ありがとうございました。物理的な被害はありませんでしたが、発送ができない、収穫ができない、生育状況など大きな影響が出ましたが、やっと落ち着いてきました。ご注文をいただいて、お待たせをしています皆様、申し訳ございません。
やっと、豊水梨の出荷を始めました。雨が多く味を心配しておりましたが、7月の好天のおかげか糖度はしっかり乗っておりました。
豊水梨の特徴は、味は幸水と同じように甘味が強く、更に少し酸味を含んでおり甘酸っぱいです。水分豊富で、果肉はやわらかく滑らかな感じがします。後味がさわやかですので、のどを潤したい残暑きびしい季節にお勧めの梨です。
どうぞ豊水梨もよろしくお願いいたします。

今年は早く梅雨も明けまして、暑い日々が続きます。
全国、どこでも猛暑日という報道が流れています。皆様熱中症などにはお気をつけください。

実を申しますと10日前からギックリ腰を患ってしまいまして、なかなか畑に出れず
悶々としておりました。それまでは家族に見てもらっていました。
やっと昨日から畑を見て廻り、(私自体はまだ重い物が持てません)
収獲を家族にお願いしてきました。不甲斐なしです。

一時畑に出ていなかったこともあり、例年どうりに準備をしていたら、どうも天候もよく
収穫時期がかなり速いことに気づきました。今年は昨年と違い、梅雨が早く明けたり、
開花時期が2週間も早かったりと、まさに温暖化ではと感じました。約2週間近く早く熟れだしております。

今年のような年は梨の出来も温度などを見間違わないようにしないと、過熟になる傾向があるので
しっり見極め、美味しい梨をお届けしたいと思います。

※お詫びがございます。当初は例年どうり8月5日から発送としておりましたが、2週間近く早くなっているため
7月25日前後より発送を始めたいと思います。8月5日よりとお願いしたお客様、申し訳ございません。


先日より新高の収穫を始めました。今年は7月の長雨と8月の日照りが±打ち消し合い、高温障害も出ず、
ちょうど良い状態で熟れています。新高からは紙袋で保護しております。収穫→選果(重量別)→袋剥ぎ
→品質選別→出荷となります。
新高梨は、夏場の梨と比べて大きな玉となる大型品種です。大きなものは1Kgにもなり、見た目にも立派な品種です。夏場の梨の様に繊細でなめらかな肉質とは違い、しっかりと果肉が感じられる食感となっております。たっぷりと含まれた果汁は甘みに味わいがあり、香気に富み、味と香りが調和した風味が口の中に広がります。

どうぞよろしくお願いいたします。


まずは台風への、ご心配したいただいたメッセージや励ましのお言葉
をいただき、お礼と心より感謝申し上げます。

7日現在、まだ風は強く雨も降り続いております。
今朝、被害状況を調べましたところ、梨落下の被害は出ましたが、施設などに被害はありませんでした。
梨の落下は、先日の台風より多く落ちましたが(おおよそ300kg程度)、今回、特別警報級と事前の情報もあり、
全滅も想定しておりましたので、予想より少なくほっとしております。
また、停電(梨保存用冷蔵庫)に備えてリースしていた発電機も使うことが無さそうで、良かったです。
今回は台風対策のこと、発電機の準備など勉強になることがありました。

それと昨日は、たいへん感激したことがございます。台風対策をニュースで取り上げていただきましたところ、
それを見られて、「お手伝いを」と台風対策の支援をしたいと女性の方が早朝から来園していただきました。
2人は冷蔵庫のスペースを空けるためにもう一台の冷蔵庫にこれまでの梨を移動し片付ける作業をしまして、
3人だけで「あきづき梨」全収穫をする予定でしたので、お越しいただいた女性の一人の手のありがたさ、
台風前のとても忙しい、猫の手も借りたい時、本当に助かり、みんなの士気も上がり感謝と感激をいたしました。
本当に本当にありがとうございました。

今回、落ちた梨(新高・新興・日迎)は糖度は出ていますが、まだ食感が固いなど生食にはできない状況ですので、「ようはいこう」や「梨ジュース」用の材料となります。

豊水梨、あきづき梨は台風前にすべて収穫しておりましたので引き続きおいしい梨を提供できます。

台風で梨が落ちてしまう悲しい状況もありますが、今回のように素敵な方との出会いを与えてくれる機会ともなり、
逃れようのない自然災害も他の何かを与えてくれるきっかけでもあると前向きにとらえて、これからも皆で
作業に励んでまいります。

これからもどうぞ林農園をよろしくお願い申し上げます。



やっと、梅雨も明けました。この暑さは大変きついですが、待ちに待った日光です。
7月の日照不足は梨にとっても光合成ができず、糖度不足につながります。収穫も遅れており、ここ数日様子を見て
今日から試しに、梨を収穫しました。梨は熟れますが、糖度が伴っていません。
現在は最小限の収穫に抑えて、糖度が上がり、おいしいというタイミングでお出ししたいと思っております。
その時期は8月5日以降かと思いますので、
早く食べたいとご希望があるかもしれませんが、私たちもおいしいものがお送りしたいので、もう少しお待ちください。
本年も林農園の梨をよろしくお願いいたします。



深夜、昆虫採集に梨畑へ来てます。なんの昆虫かと言いますと「夜蛾(ヤガ)」です。大きいものは15cmくらいになり、簡単に言うとモスラです。この夜蛾、夜な夜な収穫前の梨の汁を吸いに来ます。1晩で100個近くやられますので黄色い電灯を灯して梨が見えないようにしていますが、それでもやってきますので、採集して駆除します。3時間で47匹捕まえました。収穫までこれをこれから毎日採集してしていきます。

久々の日記になります。6月末には田植えも終わり、梨のほうもやっと袋掛けを終わることができました。
収穫までは最終的な仕上げ摘果、傷がついたものや極端に小さいもの、鳥や虫に食べられたものを外していきます。
また「座布団敷き」と私たちは言いますが、果実と果実、果実と木が風などで動き擦れて傷がつかないようにガムテープでしていきます。
それに例年どうり、カラスがやってきたので爆音機・鳥の嫌な鳴き声のする機械と鷹を模した凧を設置して防御しました。

いよいよ、あと1週間程度で収穫を迎えます。


袋をかけた終わった新高梨


収穫まで1週間の幸水梨


カラスに食べられた梨、最終摘果で落としていきます。


今年の米づくりスタート。
2日かけて苗代づくりです。初日は籾まき。
林農園ではポット式。苗を大きくして、定着を確実にし、ジャンボタニシの食害を少なくする効果があります。


①苗代の土台

②水を入れ同じ高さになるように、何回も均していきます。

③寒冷紗を敷き、苗箱設置。

④発芽の保護用シートを被せ、カラス防止の釣り糸を張って完成です。
現在、林農園は梨の花も咲き始め摘蕾・摘花作業をしております。遅霜に対応するためにスプリンクラー、扇風機20台を準備しました。霜害は梨の実自体が実らなくなるので、対策しないと大変なことになります。動画は霜対策のスプリンクラーでの花への水掛けによる温度低下を防ぐための試運転。扇風機も空気をかき混ぜ、氷点下にならないようにします。

私達のところでも新型コロナの影響も大きいですので今は耐える時期かと思っております。畑は安全ですが、それぞれが手洗いうがい、マスク着用・消毒を心がけて生活していかなければ!と私たちも取り組んでいます。とにかく早く収束してくれることを願いながら、梨畑での作業をそれぞれ励んでおります。 どうか皆様も、外出時は十分お気をつけになり、ご自愛ください。


昨日は我が家のお米を食べていただいている、保育園の年長さんたち30人が稲刈り&梨狩りに来てくれました。
「林さんの梨が一番だーい好き」と何人も代わる代わる言ってくれるので、この子達に美味しいお米や梨を作ろうと思いました。子供たちは本当に純粋で笑顔がかわいいです。

そして、米作りや梨のでき方、食べ物の話をしました。興味津々でしっかり聞いてくれました。
このような、農業体験や食べ物の話を通じて、少しでも農業のことなど興味を持ってもらえたらと思います。
来年も子供たちの笑顔がみたいです。

台風17号の影響で梨が落下の被害が出ました。9月22日夜~23日未明にかけて福岡県は暴風域に入り、かなりの風が吹きました。一夜明け23日朝から梨を拾いましたが、2トンダンプ1台、コンテナ約100杯分出ました。これからの梨の収穫、約3割の量に当たります。加工品にまわしたりしますが、相当な量なので廃棄せざるおえません。台風も自然なので、受け入れるほかありませんし、次の展開を考えて農作業に精を出そうと思います。 たくさんの方から、ご連絡、ご心配の声をいただき、また、お手伝いにも来ていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


カラスの集団の寝床が隣の山にあります。100羽近くいて、朝どこかへ飛んでいき、夕方戻ってきています。うちの梨園には黙ってやってきて梨を突いたり、落としていきます。今年はコンテナ20杯~30杯やられました(台風並みの被害)。鷹のカイトやロケット花火で対抗してしていましたが、その時だけの効果で、さらなる対策に爆音器(民家が近いので小音量)、カラスの泣き叫ぶ声を出すフクロウの置物を設置したら、被害が減りました。まだまだ、端っこは毎日やられます。カラスは梨づくりにとって宿敵です。




今年も幸水梨の収穫を始めました。
37度の炎天下の中の収穫です。太陽の光を浴びて徐々に熟れています。
みずみずしい幸水梨をどうぞ、お召し上がりください。




先日、いつも我が家のお米を給食で食べていただいている太宰府の保育園の園児さんたち60人がサツマイモ植えと田植えに来てくれました。雨の中でしたがしっかり頑張って植えて、帰りには原鶴温泉に入り楽しんで帰って行きました。大きくなって朝倉が好きになってくれるといいなと思いますし、秋には稲刈り、梨狩り、芋堀とまた来てくれます。農業体験や食育などで子供達がしっかり育ってくれるのを楽しみにしたいです。