農園日記

77

今年も田植えが無事に終わりました。
10月の収穫まで水管理や・除草作業などをして
稲を大事に育てていきます。








台風12号は急激に勢力を弱め、九州に上陸しました。ここ朝倉市では風もあまり無く、雨が逆に良い潤いとなりました。
ご心配をしていただいた皆様、被害はございませんでしたので報告させていただきます。

台風12号が北部九州へ上陸しようとしております。私たちの農園もこのままの進路の場合、被害が予想されます。
胸中穏やかではありません・・・・。

以前も書きましたが、この台風直撃が農家にとっては一番の痛手です。
1年間育てた作物が一瞬で落ち、商品価値がなくなるのですから、私たちの1年間の努力が水の泡になるのです。そうならないためにも、昨日より「豊水」「あきづき」の熟しているものを急いで収穫しております。しかし、「新高」・「新興」・「日迎」は熟していないので収穫はできません。
後はなるべく台風が来ないように祈るだけです。

豊水の収穫
豊水の収穫を始めました。
今年は雨不足で玉が小さい感じがします。ですが甘みは良く、早速、糖度検査をしたところ平均でも13~14度の糖度が出ました。なんと、15.7度が最高でした。梨は11度以上が合格ですので、今年は甘い梨ができております。

豊水梨は、味見も幸水と同じように甘味が強く、水分豊富で、果肉がやわらかいのですが、少し酸味を含んでおり、後味がさわやかですので、のどを潤したいときなど、お召し上がりください。お届けの時期は8月下旬から9月までとなります。
36.5度
毎日、酷暑が続きます。皆様、熱中症などお体にはお気をつけください。
お昼には36.5度、体温と同じです。
梨畑は頭上に葉っぱがあり、木陰ではありますがこの温度は大変です。
それもこのところ毎日です。こんなに晴れると夕立が欲しいものです。
そろそろ灌水もしなくてはいけなくなります。

収穫は順調に進み、幸水梨は半分以上収穫を終えました。

この暑さのなかでキンキンに冷えた幸水梨は最高です。
10時と3時のお茶では毎日食べています。甘くてみずみずしく美味しいです。


本格的に「幸水梨」の収穫を開始しました。
毎日、良い天候でどんどん熟れてきております。
皆様にもお送りをしていきたいと思います。

午前中のすこし涼しい時に収穫をしますが、朝日が当たると梨が黄色に見え
熟れたものと勘違いをしやすいです。なので逆光の形で梨の実を見て判断しています。

また、梨の実が美味しくなるとカラスが食べにやってきます。今日も10個以上食べられていました。
その対策で、「カイト鷹」という凧みたいなものを設置しました。風があるときは空を舞っているように見えます。
効果があればいいのですが。


昨年と違い雨が少なく、梅雨明けより雨が降っていません・・・。
降らないのもよくないものです。
雨が少ないので、熟期が早まり、糖度が出ますが、秋の梨が大きくなりません。
ですので、スプリンクラーにて散水します。たっぷり1時間すると雨と同様の効果が出ます。
3年ぶりに使用したので、あちこち土の中のパイプが水漏れしており、修理に半日かかりました。
水路の水をポンプアップして畑に使用します。
これで秋の梨も大きくなれます。

防蛾灯
ピントがあっていなくて申し訳ありません。
黄色い蛍光灯は防蛾灯です。
この黄色い光がなくては梨の果汁を蛾に吸われてしまいます。
この光がないと梨の実は全滅に近い状態になります。

なぜ黄色い光をつけるのは、この黄色い光のなかでは蛾は実か葉かを区別がつきません。
実が見えないのです。こうやって蛾の被害を抑えております。
影の部分がどうしてもできるので少しは被害が出ます。

梅雨明け後ずっといい天気が続いております。
園内をまわりましたが、熟した梨もちらほらとあり、少し収穫をしました。
今年は早く梨の収穫が本格的に始まりそうです。


もうすぐ幸水梨の収穫です。これから1週間お天気も良いですので、いい状態の梨が収穫できそうです。
これからは梨が美味しくなるので、カラスやイノシシ、ムシ・蛾などから梨の実を守らなくてはなりません。
爆音器や黄色い蛾よけの電灯、電気柵などを使って防いでいます。


雨の中、田植えをいたしました。
今年は隣の耕作放棄地を借り受け少し面積を増やしました。

田植えの最初はジャンボタニシに気をつけなければ、植えたての苗が食べられます。
ある程度稲が大きくなると逆に雑草を食べてくれる救世主となるのです。
ですので、水田の水管理は、植えたてのときは水を少なくタニシの活動を抑えて、
稲が大きくなると水を多くして雑草を食べてもらう。こうしたタニシを利用することで除草剤などを
使わなくてすむのです。もちろんそれだけでは駄目ですので、人力で草取りもします。
今日の早朝より台風の暴風圏に入り、暴風と豪雨が続き、午前7時~8時がピークでした。


台風の進路も被害が出やすいコースをたどり、熊本県荒尾市付近に上陸後、福岡県を縦断しました。台風は進行方向の右側が風・雨ともに強いので朝倉市付近ははちょうど強い影響を受けました。


梨畑では半分近い梨が落ちておりました。1年かけて育てた梨がこういう状況になるのは、とても悲しいです。自然は沢山の恩恵ももたらしますが、こういった被害も時々出ます。農業は天候次第言いますが、難しいところがあるのも現実です。
まだまだ半分以上は残っておりますので、皆様には引き続き出荷してまいります。
追伸
台風対策の一部ガムテープを施したところは落下が少なく、大きな効果がありました。
台風15号は気象庁の情報によると九州北部に上陸するのは確実です。
梨の実が落ち、被害が出るのは確実なので、少しでも落ちないように対策をしました。ガムテープで梨の実を固定しました。しかし全部はできず、ごく1部のみです。
まだまだ味のついていない、新興梨や日迎梨は収穫することもできず、落ちないように対策するしかありません。



梨農家にとって台風は天敵です。1年間の作業が無駄になるだけではなく、収入も無くなります。まだ、幸水梨の収穫が終わり、豊水梨をちぎり始めたばかりなので、まだまだ沢山梨もなっております。少しでも落ちないことを祈るのみです。

台風15号が接近中です。このコースと強さでは梨が強風で被害が出るのは必至です。これから、台風対策をします。
豊水、一部あきづき梨は収穫できる分はどんどん収穫をしておりますが、新高、新興、日迎はまだ味がついておりませんので、落ちないような処理をします。また続報を書きたいと思います。


今日は午後から荷造りを作業場でしていましたが、暑いの一言でした。エアコンは無く、扇風機での作業ですが、汗が滴り落ちます。ふと、作業場の外にある(陰)温度計を見ると42℃!


一瞬、目を疑いました。
15時過ぎからは夕立が降り、温度が31℃になりました。31℃で涼しく感じるのは暑さに慣れているからなのかと感じました。また、夕立は梨にとっても潤いの雨となりました。
8月1日、2日で梨園を回り、梨の熟度を観察しました。連日の晴天と暑さ(本日畑38℃)で一気に成熟しております。熟れたのだけ収穫をいたしました。


明日、3日より本格的に収穫を始めますので、4日より順次発送を開始したいと思います。

その帰り、春に剪定した枝で作った炭を家に持って帰りました。冷蔵庫に入れると消臭効果抜群!また梨の枝の利用法が増えました。

先日の台風は九州に上陸はしましたが、勢力が衰え特に被害は出ず良かったです。しかし、他にも果物にとって厄介なものがいます。
イノシシ、カラス、ヒヨドリなどです。特にイノシシは体も大きく枝まで折る始末。イノシシ避けに電柵をしておりますが、草が伸びるとそこから漏電をし電線に電気が流れなくなります。先日、その少しの隙からリンゴ園に入り、届くところはすべて食べられてしまいました。管理がいきとどかなかっ隙を狙われたのですが今年もリンゴの収量は少なそうです。
次にカラスですが、カラスは頭がよく、おいしい梨から食べて行きます。
まるごと一つ食べてくれればいいのですが、少しづつ突いてまわるので、こちらも厄介です。ロケット花火や爆音機で対処しています。

カラスから食べられた写真です。
台風12号が九州の西を北上、今夜にも長崎付近に上陸の可能性もあります。
 梨農家にとって台風は天敵です。これまで幾度も梨を落とされ、収入が無い年もありました。だから台風が日本近海へ来るといつもヒヤヒヤしており、今日は極度に緊張、心配をしております。
 今日は梨が強風で落ちないように、棚に枝を結びつける補強作業をしてきました。あまり台風が九州へ近づかないように祈るばかりです。

気象庁ホームページより