平成29年北部九州豪雨災害より2ヶ月

あの豪雨災害より2ヶ月が経ちました。
 豪雨災害の片付けや引越し、地域の復興活動、そして梨の収穫と、あっという間に時間が過ぎました。なかなか思う様に地域の復旧作業や農作業ができないこともあり、またデリケートな部分もあり復旧・復興が進まないところもたくさんあります。

先日、国土交通省が仮設の応急処置・仮設砂防ダムや工事用道路の建設などの説明会がありました。仮設工事だけでも5年から10年、本復旧はそれ以上の時間が必要だと説明があり、農地回復もそのくらいの時間が必要となるとのことでした。この5年から10年以上というのは杷木地域の農業にとって致命的な時間であり、高齢化の地域で、また、農業ができない状況がそれだけ続くとその後誰が農業をするのか。地域の(農地の)復旧、その後の農業に不安を抱きざるをえませんでした。
それだけ大きな災害なのです。

これからどう地域の問題(少子高齢化・住民流出・離農など)にあった復旧・復興していくか、問題は山積しています。

私は農業方面から行政や地域に働きかけをし、この問題に力を入れたいと思っております。

山はいたるところで土砂崩れが起こっています。この土砂や木々が川に集まり流れ込みました。



元の赤谷川:国土交通省が川道復旧の為、土砂を掘っています。元の護岸の天端が見えていて、かなりの土砂が流れてきたことがわかります。以前の川底から護岸の天端までは約4mほどありました。



仮設堤防:土嚢などで仮設の堤防が作られました。これで2次災害が防げます。
(ここは、手前に柿畑、ブドウ畑と田んぼがありました)